昭和国産腕時計　【自動巻】セイコーマチックウィークデーター　35石　稼働品

1964（昭和39）年製造開始の62系最後期に近いモデルになります。発売当時は準高級機として、秒針規正装置や日付曜日修正装置が付加されています。最大の装置として、"微動緩急調整装置"が付加されています。グランドセイコーにも搭載されている装置です。出品の物は1965（昭和40）年11月製造のキャリバー6218Bの35石を搭載して、ケースはGC（カップゴールド）でモデル最高額の物になります。手巻き機能はありません。余談ですが、GC（カップゴールド）は1963年〜1973年の間にしか使用されていない高級機専用？と言えるような物で260μの金をステンレスケースに貼り付けた（被せた）物で金メッキとは明らかに厚みが違います。名称も、裏蓋にGCとかCAPと刻印が入りカップゴールド、キャップゴールドとか呼ばれます。出品の物はGCと刻印があります。
修繕履歴は過去に何度か施されていますが、歩度測定器のデーターから振り角が小さくなっていますので、OHの時期かもです。しっかりとOHした時がとても楽しみです。ラグ巾は、19ミリでケースの状態は良好だと思います。風防には使用傷があります。少しずっしり重い所も、私は好きです。

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